2015年4月21日火曜日

[仕入れ]Glenfiddich single malt 12 year

グレンフィディック シングルモルト 12年(Glenfiddich single malt 12 years)

グレンフィディックは、スコットランドのスペイサイド地域のシングルモルトウィスキーである。グレン(glen)は「谷」、フィディック(fiddich)は「鹿」を意味する。グレンフィディックの瓶に画かれた鹿の絵柄はここに由来する。
1963年、ブレンデッド用にではなく、世界で初めてシングルモルトとして発売したグレンフィディック蒸溜所。
その創業は1887年にまで遡り、開拓者精神あふれるウイリアム・グラントによって開設されました。建物は家族総出の手づくりで、設備も中古のものでした。待望のモルトウイスキー最初の一滴が生まれ出たのはその年の奇しくも12月25日、クリスマスの朝だったといいます。以来、1世紀以上、グレンフィディック蒸溜所はこの谷で創業者ウイリアム・グラントの時代と同じ製法で、優れたモルトウイスキーをつくり続けています

蒸溜所は1887年創業。イギリス、ダフタウンという場所に位置するスコットランド最大の蒸溜所。所内にはスコットランド最多の29基の単式蒸留器が存在する。さらに蒸留所にボトリング設備まで揃っている。また、世界で最初にシングルモルトウィスキーを謳ったことで有名に。

多くの蒸溜所ではウォッシュバックという工程でステンレス製のタンクが利用されている中、グレンフィディックでは、今も伝統的な松材を使った樽が使われている。

また、熟成にはシェリーやバーボン由来の風味が染み込んだ最上級のオーク製の樽が使用される。特に2000リットルという他ではほとんど使用されない樽で長い年月をかけて熟成させる。そして最後に最低9カ月という後熟という重要なプロセスを経てボトリングが行われていく。

これら歴史に裏付けられたこだわりの技法が現在のグレンフィディックの特徴になっているということである。

グレンフィディックのラインナップには、12年、15年、18年がある。12年はスペシャルリザーブ、15年はソレラリザーブ、18年はエンシェントリザーブと呼ばれている。12年は緑の瓶、15年は黄色の瓶、18年は琥珀色の瓶と雰囲気はかなり異なるが、特徴的な上から見て三角形のビンは共通。

今回の紹介はベースグレードとも言える12年。大きな樽で長期間熟成が基本となるため、グレンフィディックでは、ベースグレードが12年となっている。世界で始めてシングルモルトウイスキーとして売り出したのもこの12年とのこと。

公式のテイスティングノートでは以下の通りである。

  • 香り 洋梨を思わせるような新鮮でフルーティな香り。
  • 味わい 甘くフルーティな味わい。バタースコッチ・クリーム・モルティ。かすかなオーク。
  • 後味 ミディアムボディー。




税込2500円ぐらい。

2015年4月19日日曜日

[仕入れ]Ballantine's blue 12Year

バランタイン 12年(Ballentine's 12 Year)

こちらのバランタイン12年は、かつてはバランタインブルーと呼ばれていた製品。
元々異なる製品がバランタイン12年と呼ばれていたが、旧バランタイン12年は既に生産中止になった。代わって、2011年12月1日からこの製品をバランタイン12年と呼ぶこととなった。

旧バランタイン12年の情報はこちら
http://www.ballantines.ne.jp/products/former12years.html

今回紹介のバランタイン 12年であるが、12年以上熟成させた40種類のウィスキーをブレンドした非常にバランスの良い、飲みやすいお酒である。

発売以来、スコッチウィスキーマスターズ(The Scotch Whisky Masters)やサンフランシスコ ワールド スピリッツ コンペティション(San Francisco World Spirits Competition)といった様々な賞を受賞している。

公式サイト公表のテイスト情報は以下のようなもの。


  • 色合い あざやかな黄金色。
  • 香り 蜂蜜やバニラを思わせる甘く華やかな香り。
  • 味わい 複雑ながらもバランスの取れた、クリーミーで飲み応えのある味わい。
  • フィニッシュ かすかに感じる潮の香り。爽やかに伸びるアフターテイスト。


クリーミーな味わいはまさにバランタインの特徴。特にファイネストとの飲み比べをすると楽しいだろう。
ファイネストが約1000円、こちらの12年が2000円である。3000も出せば飲み比べが出来るので、やって見る価値あり。

複雑でスムースなバランタインの特徴を一言で表すのは非常に難しいが、これらを楽しみながらテイスティングしてみたい。













2015年4月5日日曜日

[晩酌]The Glenlivet 12 Year Highball

先日に引き続き、本日の晩酌は少し前に仕入れたグレンリベット 12年(The Glenlivet 12 Year)を2種類の炭酸でハイボールにした。

ペリエバージョンとウィルキンソン炭酸バージョン。

まずペリエ。



ペリエはもちろんプレーンでいただく。香りは、ペリエを加えると引き立ち、いわゆる花のような香りが楽しめる。かなり爽やか。

ただ、ペリエは飲んでみると、少し炭酸が物足りない感じがする。竹鶴などのジャパニーズウィスキーの時はペリエはとても合う気がするのだが、グレンリベットは刺激が少ないのか、炭酸の弱いペリエではどことなく、爽やかさというより、炭酸の物足りなさが目立つ気がする。少し飲み応えを期待するならば、逆にウィスキーを多めに注いで半々ぐらいで飲むのもあり。


次に、ウィルキンソン炭酸。




こっちは炭酸が強い分、炭酸飲料としてのスッキリさなのか飲み応えもあって一杯目にいけるハイボール。ウィスキー特有の香りは同じで、フィニッシュがだいぶ緩和され、ウィスキーの後味が軽いものが好きな人、後を引くのが苦手な人には強めの炭酸が合う気がする。

2015年4月3日金曜日

[晩酌]The Glenlivet 12 Year On The Rocks

本日の晩酌は先日仕入れたグレンリベット 12年をロックで。

オフィシャルサイトによると

  • 香りは、トロピカルフルーツや花の香り、夏の草原を想わせる香りがエレガントに調和。
  • 味わいは、ザ・グレンリベット特有のバニラ、はちみつの甘さを伴う芳醇でソフトな風味。
  • フィニッシュは、柔らかく滑らかな余韻。



実際に飲んでみた感想はというと。

トロピカルフルーツ、花の香りは少し水を加えるかロックで飲む際に少し氷が溶けたぐらいの方が香りが立ってわかりやすい。マンゴーやアップルのような爽やかな香り。

味わいとしては、ハチミツ系の甘さをより強く感じた。自分的には日本のウィスキーでは余市や竹鶴をよく飲むが、グレンリベットのほうが少しあっさりしている気がする。

フィニッシュは、最初の花の香りがまた戻ってくるような感じ。この辺りを爽やかと表現しているようで。

個人的には、好きな味だが、12年といえど意外と熟成の度合いが軽いと感じる。もう少し熟成したものにも挑戦したくなる。